もう稲刈り始まりましたね。
海の方はほぼ準備が終わりました。
秋も深まり始める10月に海苔の種付けは行われます。
今年は、種付け日は10月23日に決定。
以下、毎日新聞社の記事から。
ノリ養殖:今季の種付け、今月23日に解禁――県有明海漁連/福岡
県有明海漁連(西田晴征会長)は8日、組合長会議を開き、今季のノリ養殖の種付けを今月23日解禁と決めた。07年(10月27日)に次ぐ遅い解禁となる。
種付けは漁場にノリ網を張る作業。海水温24度以下が適切とされ、例年は10月中旬に行うことが多い。県有明海漁連によると、8日の県沖は水温24度台という。
ノリ種は約1ヶ月で育つため、初摘みは11月下旬の見込み。その後、春先まで何度か収穫できるが、解禁の遅れで回数が減ることもある。佐賀沖では22日と23日、熊本沖では20日に解禁される。
海苔の種(胞子)が放出され、生育するのに適しているのは海水温が24度以下。
種付け解禁日は、海水温が確実に24度以下になりそうな頃で、潮回りが適した日が選ばれます。
以前は10月上中旬、早い年は9月末という時もありました。
ここ数年は温暖化の影響か、10月中下旬に決まることが多いです。
種付け解禁日が遅くなればなるほど、収穫の時期が短くなります。
収穫時期が短くなれば、そのぶん収益も少なくなります。
さらに、海苔の生産において種付けがうまくいくかどうかがその後の海苔の良し悪しに関わってくるので、種付け解禁日は海苔生産者にとっては特に重要な日なんです。
(有明海以外の海では、種付け解禁日を決めず、各生産者の判断にゆだねているところもあるみたいです)
海苔の種付けってどんなの?
去年、取材に来ていただいた時の記事があります。
いつもお世話になっている自然食のお店「産直や蔵肆」さんのブログです。
よかったらご覧ください。
海苔の種付け前の作業
http://d.hatena.ne.jp/wwwkurashijp/20091021
海苔の種付け