種付け後。
牡蠣の殻から放出された海苔のたね。
網を何本か切ってきて、その海苔のたねである胞子の付き具合を、毎日蛍光顕微鏡でチェックします。
蛍光顕微鏡で見ると、海苔の胞子はオレンジ色に発光して見えます。
海苔にとって、網はプランターみたいなもの。
海苔のたねの付き具合は、各生産者のやり方にもよりますが、少なすぎず多すぎず。
少なすぎても多すぎてもその後の海苔の品質の劣化や生産量減少につながります。
ちょうどいいたねの付き具合と判断した場合、網から牡蠣殻が入った袋を取り外し持ち帰ります。
右が海苔の胞子がある程度放出された後の牡蠣殻。
左の種付け前の牡蠣殻と比べて、色が緑がかって元の牡蠣殻の白い部分が見えかかっているのがわかりますか?
去年はたねがたくさん付いてしまったので、今年は適度に付くよう、顕微鏡とにらめっこです。
牡蠣殻外し »