長かったシーズンオフが終わりました。
一昨日から有明海で海苔養殖の準備にとりかかっています。
これからやっと漁師らしい日々が始まります。
海苔養殖の準備は、まず海に支柱を立てることから始まります。
海に海苔網を張るためにはこの支柱が必要です。
これを支柱式海苔養殖といいます(海によっては支柱を立てない養殖法もあります)。
船着場前に設置した支柱置場。
短いもの9mから長いもので11mまで。
うちにはないけど、一番長いものだと、13mというものまである。
それを船に乗せます。
こっから先はネットで拾ってきた画像。
自分が支柱を立てたり船を運転したりするので、なかなか写真を撮る機会がなくて。
支柱を一本一本人力で立てます。
9月のまだ暑い時期から立てかかるので、結構体力持っていかれます。
ここ数日は逆に例年になく寒いくらいでしたけど。
一日200本近く立てる日もあります。
「海でよく自分の海苔畑(漁場)の場所がわかりますね」と言われること多いんですけど、一応、起点となる目印の支柱は立っているので、それを目安に支柱を立てます。
ちなみに、漁場は毎年毎年同じ場所ではなく、その年その年で違います。
漁場はくじ引きで決めます。
海から帰ると心地よい疲労感。
秋の夜風が火照った体を冷ましてくれます。
おかげでちょっと風邪気味です(笑
10月下旬に種付け、11月末には初収穫、そして来年4月までは海にかかりっきりになります。
気持ちも海モードにスイッチが入りました。
これからぼちぼち海のことについて書いていきます。
そうそう、今週18日(土)は「筑後スローフードフェスタ2010」プレイベントで天神出店です。
ぜひ遊びに来てくださいね。