先日の有明海再生シンポジウム

 

 

8月4日に行われた、『第4回有明海再生シンポジウム』。
今回、スタッフ兼出店というかたちで初参加。

 

 

 

 

 

 

会場内には、有明海のことを知ってもらうために、パネルや漁の道具、有明海の生き物などを展示しました。

 

 

 

 

展示のお手伝い後、出店の準備。
私が作っている海苔も有明海の産物ということで。

 

 

13時開講。

 

 

 

 

その日はあいにくの雨ということもあり、会場は満員とまではいきませんでした。
それでも、150名来られたとか。
みなさんの関心の高さがうかがえます。

 

 

 

 

今回のシンポジウムでは、自然の環と人の環から有明海の再生をテーマに講演が進められていきました。
直接生業で有明海に携わっているものとして、いくつもの刺激がありました。

 

 

中でも、東北は気仙沼の牡蠣漁師でありながら、『森は海の恋人』運動で植林活動を行っている畠山重篤さんの講演には、同じ漁師として心揺さぶられるものがありました。

 

 

 

 

海の栄養は山や森から流れてくる窒素やリンによって保たれているのは知っていましたが、その栄養を植物が吸収するためにはさらに鉄分が必要だということは知りませんでした。
今、堤防工事や護岸工事等で陸地と川や海の境がコンクリートで固められ、鉄分が海へ流れ込みにくくなっているそうです。

 

 

 

 

講演後、畠山さんと少しお話させてもらいました。
現在7割の高校の英語の教科書には、『森は海の恋人』運動のことが英文で紹介されているそうです。
英文は畠山さんの活動を応援されている美智子妃殿下によるものだとか。
2012年、国連のアジア地区フォレストヒーローに選ばれた際の金メダルを触らせてもらいました。
この金メダルは、オリンピックやノーベル賞にも引けを取りません。

 

 

【NPO法人 森は海の恋人】
http://www.mori-umi.org/

 

 

今回のシンポジウムは本当に学びの多い内容でした。
参加できてよかったです。

 

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