海苔の種付け

本日10月19日、海苔の種付け日でした。

 

 

朝6時頃、前日に海苔のたねを入れた網をいくつも載せた船で出港します。
時間帯によっては船でごった返します。

 

 

 

 

漁場に着いたら、網を箱型の小さな舟に載せ、支柱の間に張っていきます。

 

 

 

 

網の下には牡蠣殻を入れた袋が下がっていて、その牡蠣殻の中に海苔のたね(胞子)がたくさん入っています。

 

 

 

牡蠣殻から放出された海苔のたねがふわふわ海中を漂って網に付着し、そして海苔として成長します。
一日で適度に胞子が付着することもあれば、なかなか胞子が付着せず何日もかかることもあります。

 

 

朝9時過ぎには網を張り終えました。

 

 

 

干潮時の同じ場所。
潮が引いて網が宙吊りになっています。
網から下がっているのは海苔のたねが入った袋です。

 

 

 

 

海苔の種付け作業は一日ですが、数日は海苔のたねの付き具合に気を使います。
ちゃんとたねが付いてからおよそ1か月で海苔は収穫できるようになります。

 

 

人によっては漁場にお神酒をまいたり、ぼたもちのように黒々とした海苔が採れることを願って、船の上でぼたもちを食べる習慣もあります。
種付けの日は海苔養殖にとって始まりの日であり、特に重要な日なんです。

 

 

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