海苔網の展開作業

現在の海苔網。
もう遠目にも海苔が肉眼視できます。

 

 

 

 

これは海苔網から切ってきた網糸。

 

 

網糸から生えているのが現在の海苔です。
長いので1㎝くらい。

 

 

海苔がこのくらいのサイズになると、重ねていた海苔網を広げていく作業を行います。
そう、種付けの時は網を30枚に重ねていたのでこんなでした。

 

 

 

 

それを、3枚にして空いている漁場に持っていきます。
この作業は網の3枚展開と呼ばれています。

 

 

 

 

種付けの時に網を30枚に重ねているのは、種付けの効率がよく、管理が楽だからです。
しかし、日数が経つと網が汚れることによって海苔の成長が阻害されます。
また、30枚に重ねた上の網と下の網で成長のスピードに差がでてきます。
海苔も植物なので、光合成をします。
日の光が届きにくい下の網は、どうしても成長が遅れがちです。
なので、海苔の成長具合を見て重ねていた網の枚数を3枚にします。
最終的には1枚にしますが、その前段階として3枚にします。

 

 

現在、有明海の空いていた漁場が3枚に展開した海苔網で埋まりつつあります。

 

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