干出

現在、一番摘みの収穫も終わりました。
今晩から二番摘みの予定です。

 

今日の干潮時に漁場の見回りに行きました。
今、有明海の海苔漁場では病害対策のため、干潮前後に海苔網を長時間空気に晒して干しています。
これを干出(かんしゅつ)といいます。

 

普段は水面に浮いている海苔網も、

 

 

干潮前後には宙づりになります。

 

 

 

干出する時間が適度に長いほど病害を防ぐことができます。
海苔は数時間程度乾燥しても死にません。
更には、干出している時に受ける日光と潮風が海苔の甘みを増し、乾燥することによって海苔を強くし、病害を弱らせます。

 

その代わり、干出時間が長いほど海苔の成長は遅くなります。
やっぱり海苔も海藻、乾いたら成長できません。

 

名人クラスの海苔漁師さん達は、その干出の操作が上手いんです。
病害を抑えつつ、海苔もしっかり成長させる。
そんな名人クラスの海苔漁師に早く近づきたいです。

 

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