エツ漁の終わりとエツの人工受精卵放流

 

5月1日から解禁された大川初夏の風物詩エツ漁も、今月20日で終漁となりました。
エツは、日本では筑後川河口域から有明海に分布する全長30~40㎝のカタクチイワシ科の魚です。

 

 

大川市では大川漁協の漁業者の協力のもと、筑後川の自然環境保全のため、昭和63年からエツの人工授精卵放流を行っています。
約30年前から福岡県の漁獲量の減少を受けて始められた取り組みです。
人工受精卵放流の作業は、毎年7月に流し刺し網にかかったエツのメスの腹部より取り出した卵子とオスの精子を掛け合わせて川に放流します。
今年も7月3日に行われ、約20万個を流しました。

 

筑後川初夏の風物詩エツは、こういった取り組みによって守られています。

 

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