冷凍網作り前の人工干出

今の海苔はこのくらいです。
2~3㎝くらいになりました。

 

 

重ねていた海苔網を3枚に分けて空いた漁場に持って行く「3枚展開」という作業を終え、今はその次の「冷凍網上げ」という作業の前準備をしています。
海苔が3~5㎝くらいになった頃に、3枚のうちの2枚を二期作用と予備用として冷凍保存するんです。
詳細は後日説明するとして、今日は3枚展開作業と小潮のため干出が不足していた海苔網を人工的に干していました。

 

 

干出とは、海苔網を一定時間空気に触れさせ適度に乾かすこと。
干出は汚れを取り除いたり、病害対策、海苔の芽を強くするという効果もあります。
そして太陽と潮風を浴びることによって海苔の旨み、甘みを引き出します。
養殖の上でも、美味しい海苔を作る上でも干出は欠かせません。

 

 

もちろん、乾かしすぎると海苔が傷んだり成長が遅れてしまうので、適度な乾き具合で。
この海苔網の操作と管理は手間がかかりますが、これが美味しい海苔作りの秘訣です。

 

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