今期の海苔の種付け

本日10月17日、有明海では海苔の種付け日でした。
種付け日は海苔養殖にとって始まりの日であり、特に重要な日です。

 

 

朝6時に出港、船には海苔の種が入った海苔網をたくさん載せ、漁場に向かいます。
漁場に着いたら、網を箱型の小さな舟に載せ、支柱の間に張っていきます。

 

 

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網の下には牡蠣殻を入れた袋が下がっていて、その牡蠣殻の中に海苔のたね(胞子)がたくさん入っています。

 

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牡蠣殻から放出された海苔のたねがふわふわ海中を漂って網に付着し、それが海苔として成長します。
種付け日当日に適度に胞子が付着することもあれば、なかなか胞子が付着せず何日もかかることもあります。

 

 

潮がある時は海面に浮いている海苔網も、干潮時には網が宙吊りになっています。
網から下がっているのは落下傘と呼ばれる、海苔のたねが入った袋です。

 

 

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ちゃんとたねが付いてからおよそ1か月で海苔は収穫できるようになります。
これから収穫できるようになるまでの期間がいろいろと大変です。
デリケートな海苔の赤ちゃんの成長を見守っていきます。

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