今日で種付けから11日目。
やっと海苔が肉眼視できるくらいまで成長しました。
これは、海で切ってきた海苔網です。
網糸から細い小さな海苔芽が伸びているのがわかりますか?
まだ1ミリ前後です。
これから日に日に成長していき、1週間もすれば元の海苔網の色がわからなくなるくらい海苔で真っ黒になります。
そして今は海で何を行っているかというと、網洗いと干出(かんしゅつ)の作業を行っています。
種付けから数日も経つと、網が汚れてきます。
網が汚れると、海苔が成長しにくくなります。
網を洗ったり干出を行うのは、汚れを落として健全な海苔の成長を助けるためです。
これがその網を洗う作業。
小さな箱型の舟に噴射ノズルが付いたポンプを載せ、海水で洗っていきます。
そして、干出。
干出とは、潮の干満の差を利用し、網を一定時間空気に触れさせ適度に乾かすこと。
干出は汚れを取り除くだけでなく、海苔の芽を強くするという効果もあります。
もちろん、乾かしすぎると汚れだけでなく海苔も傷んでしまうので、適度な乾き具合にします。
ここ数日は雨が降ったり、強風だったり、なかなか適度な干出を行うことが難しいです。。。
この作業を日々行うことで、健全な海苔が育っていきます。