種付けから2日目の26日に、海苔網に取り付けた落下傘を落としました。
落下傘とは、海苔網に取り付けた海苔のたねが詰まったカキ殻を入れるビニール袋の通称です。
潮が引くと、落下傘は宙吊りになった海苔網にぶら下がっています。
種付けの日から数日は、海苔網の網糸を切ってきて、顕微鏡で海苔のたね(胞子)の付き具合をチェックします。
たねの付き具合を芽付きと呼び、適度な芽付きと具合と判断したら、落下傘を外します。
外したラッカサンは持ち帰り、ビニールと牡蠣殻と分けて処分します。
芽付きは薄すぎても厚すぎてもその後の海苔の収穫に弊害があります。
海苔の種付けから数日経ってもなかなかたねが付かず、落下傘を外せないこともあります。
今年は早く落下傘を外せてほっとしました。
海苔が肉眼視できるようになるまであと数日です。