干出と網洗い

今日で種付け(採苗日)から10日目。
海苔の赤ちゃんはかろうじて肉眼視できるくらいまで成長しました。
まだ1mmあるかないかくらいですが、これからは日に日に成長していきます。

 

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種付け日から毎日海へ行っています。
落下傘(海苔のタネを入れたビニール袋)を落とした後は、海苔網に付いて成長を始めた海苔の赤ちゃんがしっかり育つのを助ける作業が待っています。
種付けから数日も経つと、海苔網が汚れてきます。
海苔網が汚れると、海苔が成長しにくくなります。
そのため、海苔網に干出(かんしゅつ)を与え、網を洗います。

 

干出とは、海苔網を一定時間空気に晒し適度に乾かすこと。
有明海の場合、潮の干満の差を利用して干潮前後に行います。
干出は汚れを取り除くだけでなく、海苔を強くします。
もちろん、乾かしすぎると汚れだけでなく海苔も傷んでしまうので、適度な乾き具合にします。

 

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そして、網洗い作業。
小さな箱型の舟に噴射ノズルが付いたポンプを載せ、カバーを被せます。そして、汲み上げた海水で洗っていきます。

 

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網を洗ったり干出を行うのは、汚れを落として健全な海苔の成長を助けるためです。
この作業を日々行うことで、元気な海苔が育っていきます。

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