先月25日の種付けから1ヵ月経った24日の晩、やっと初摘み(一番摘み)を迎えることができました。
毎年の事ですが、初摘み前はソワソワして落ち着けません。
また、試運転をしているとはいえ、その年最初の柔らかいデリケートな海苔を摘んで乾燥するわけですから、トラブルがないかピリピリしています。
海苔は基本夜に収穫します。
海苔は夜の方が細胞が締まっていて色が黒い乾海苔に仕上がります。
また、夜摘んだ方が日中摘むよりも傷みにくいです。
初摘みといった若い海苔ほどデリケートで傷みやすいので、帰港したら早めに乾燥作業に取り掛かります。
海苔専用の大型乾燥機で、あの見慣れた四角い乾海苔に仕上げます。
海苔生産者の仕事は、海で育てて収穫するだけでなく、乾燥して乾海苔に仕上げるまでです。
今季は海苔の成長の重要な時期に海の栄養がなくなり、先行きが不安でしたが、無事初摘みを迎えることができほっとしました。
味も例年と変わらず美味しいです。
今年も美味しい海苔が作れてよかったです。
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