有明海再生のための実験

今年7月7日、有明海の干潟再生のため干潟に鉄粉と木炭を混ぜた浄化材とカキ殻4トンをまく取り組みが行われました。
浄化材が鉄イオンを発生させて貝のエサになる植物プランクトンが育つ環境を作るのが狙いだそうです。
また、カキ殻は水質を浄化する働きがあり、さまざまな生物が住みやすくなる効果が期待されるそうです。

 

 

そして今月22日に、有明海の干潟再生の実験第2弾が行われ、今回私も初めて参加させてもらいました。

 

 

22日早朝、柳川の漁港に集合。
そこで漁船に4.8トンの牡蠣殻を積み込みます。

 

 

 

 

 

 

さらに、鉄粉と木炭を混ぜた浄化材(キレートマリン)も一緒に持って行きます。
黒い練炭みたいなのがキレートマリンで、水没すると鉄イオンを発生させます。

 

 

 

 

実験区に牡蠣殻を撒きます。

 

 

 

 

その日はNHKの取材班も同行しました。
取材を受けるのは、今回の実験の要である田中克京都大学名誉教授。

 

 

 

 

牡蠣殻とキレートマリンを海に撒いた後、潮が引くのを待ちます。
潮が引いてからが本番です。

 

 

午後2時頃、きれいに潮が引いて干潟が現れてから作業再開。
牡蠣殻とキレートマリンを撒いた実験区まで、歩いていきます。

 

 

 

 

そして、牡蠣殻を実験区内にきれいに敷き詰めます。

 

 

 

 

キレートマリンは、2m区画で設置します。

 

 

 

 

とにかく暑くて過酷な作業でした。。。

 

 

7月7日の実験区には効果が現れていました。
小さなフジツボや牡蠣が見られ、カニか何かの棲家だろう小さな穴がいくつも見られました。
これからも実験区内での変化を観察していきます。

 

 

さて、今回の活動を行っている団体ですが、まだ今年4月に設立されたばかりの『NPO法人 SPERA 森里海 時代を拓く』。
その理事長である内山さんが28日付の西日本新聞で紹介されていました。

 

 

 

 

有明海の漁業者として、これからも有明海再生の取り組みに協力させてもらいたいと思います。

 

 

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