重ねていた網を広げます

 種付けから2週間、遠目にも海苔が肉眼視できるようになった頃、重ねていた網を広げていく作業を行います。
これを「網の展開」っていうんですけど、ほとんどの生産者が2、3日前から始めました。

そう、種付けの時に海に張った網は30枚に重ねたものなんです。

なぜ最初は網を30枚に重ねているかというと、種付けの効率がよく、管理が楽だからです。
しかし、日数が経つと網が汚れることによって海苔の成長が阻害されます。
また、30枚に重ねた上の網と下の網で成長のスピードに差がでてきます。
海苔も植物なので、光合成をします。
日の光が届きにくい下の網は、どうしても成長が遅れがちです。
詳細は過去のブログをご覧下さい。
http://ariakesuisan.com/2010/11/11/%e7%b6%b2%e3%81%ae%e5%b1%95%e9%96%8b%e4%bd%9c%e6%a5%ad/

なので、海苔の成長具合を見て重ねていた網の枚数を3枚にします。
最終的には1枚にしますが、その前段階として3枚にします。

3枚にした網は空いている漁場へ持っていきます。
こうやって日に日に漁場が海苔網で埋まっていきます。

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