昨日は、海苔漁師の知人の進水式でした。
有明海では「ふなおろし」とも呼ばれています。
朝6時、外は台風の影響であいにくの雨。
工場内の新船の上で神事が執り行われ、お神酒がふるまわれます。
そして大きなクレーンで船を水面に降ろし、初運転。
風が強いこともあり、船のスピードで旗があおられ竿がしなります。
試運転が終わった後、船の上から船主が餅を投げます。
その日の夕方、他の海苔漁師さんと一緒にお祝いの席にお呼ばれしました。
漁師にとって、船とは仕事の道具であるだけでなく、特別な存在です。
現在、有明海の海苔養殖用の漁船の相場は、およそ3,000万円以上。
ただお披露目するだけではなく、盛大にお祝いします。