種付け後の海苔のたね

海苔の種付けから今日で6日目です。

 

 

種付けから数日間は、海苔のたね(胞子)がちゃんと海苔網に付いたか、しっかり成長しているか、網糸を切ってきて蛍光顕微鏡でチェックします。

 

 

 

 

 

 

蛍光顕微鏡で見た海苔のたね(胞子)はこんなカタチをしています。

 

 

 

 

オレンジ色に光っているのが海苔のたね(胞子)です。
光を当ててオレンジ色に発光しているだけで、本来の海苔のたねは透明に近い色です。

 

 

海苔のたねは、網にたくさん付きすぎても少なすぎてもよくないです。
だから、毎日蛍光顕微鏡でチェックし、適度なたねの付き具合と判断したら、網から牡蠣殻が入った袋を取り外します。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、袋の中の牡蠣殻はこんな感じです。
海苔のたねが出ていくたびに、黒かった牡蠣殻がだんだんと白くなっていきます。

 

 

 

 

顕微鏡でしか見られない海苔のたねはこれから細胞分裂をして少しずつ成長し、あと1週間もしないうちに肉眼視できるようになります。

 

 

海苔の良し悪しは、種付けから3週間くらいの管理で半分以上は決まると言われています。
この期間、海苔漁師は大事に海苔を育てます。

 

 

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