本日は旧暦の四月一日。
大川市にある海上守護の神社風浪宮では、旧暦四月一日に行われる沖詣り海神祭という神事があります。
一昨年初めて参加したのですが、今年は青年部で海苔のPR販売を行うために2度目の参加でした。
まず、地元の漁師が小舟で漁港から川を上っていき、風浪宮近くまで行きます。
そこで御幣や神主さん、太鼓を叩く人達を乗せ、再び漁港まで戻ります。
漁港には、神主さんや太鼓隊の他にも一般客を乗せるための地元の海苔漁師の船が出航を待っています。
どの船にも吹き流しが付けられています。
準備が整うと、神事を行う人達を乗せる御座船と呼ばれる船を先頭に、順番に出航します。
地元の漁船数隻で有明海に詣でるのは、神話の時代、神功皇后がこの地の漁師の協力を得て新羅親征を成したことに由来しています。
ちなみに、皇后に従い船団の海上指揮をとった安曇磯良丸は風浪宮の初代宮司となり、現宮司はその御子孫にあたります。
そして有明海に到着。
干潟が出る場所に碇を降ろし、潮が引くのを待ちます。
船から降りれるくらいの水位になったら祭壇を作り、神事を行います。
祭壇には海苔網も供え、海苔の豊作も祈願してもらいます。
神事が終わると、潮が満つまで潮干狩りに興じます。
海の恵みにあらためて感謝です。
【風浪宮】
http://www.ofurousan.jp/