高裁判決 諫早湾干拓、開門調査へ

以下、時事通信からの記事。

農林水産省は8日、国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門開放を命じた福岡高裁判決を受け、2012年度にも開門調査を行う方針を固めた。有明海の環境変化と事業の因果関係の調査が目的で、上告期限の20日までに表明する。上告の是非については政府内で協議中。
 農水省は、来春にも出る予定の水門開放に関する環境影響評価(アセスメント)の結果を分析した上で、必要経費を12年度予算に盛り込む。開門調査による影響について、松木謙公政務官は8日の衆院農水委員会の閉会中審査で「常時開門した場合、(調整池から取水している)農業用水の代替水源の確保や老朽化した既存堤防の改修などが必要になる」と答弁した。 

早速開門反対の長崎県知事と開門を求める佐賀県知事が農水相に会いに行ってますが、福岡県知事は動かないのかな。

今回の判決は、有明海で漁業を営む者としては喜ばしいことだけど、もし開門された場合、今後の海苔養殖にどんな影響を与えるのかが目下一番気になります。
有明海はじょじょに以前の環境に戻っていくのだろうけど、ひょっとして開門してしばらくは諫早湾が閉め切られた平成12年の大不作のようなことが起こりうるのではないか?

正直、期待と不安が入り混じっています。

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