どうやって海苔を収穫してるの?
よく聞かれます。
うまく説明できるかわかりませんが、画像を交えて簡単に説明したいと思います。
海苔の漁場は、下の画像のように海苔を育成している網が何列も張ってあるわけなんですけど、その網の下をくぐって海苔を刈り取っていきます。
どうやって網の下をくぐり刈り取るか。
下の画像のように、船に箱型の舟(有明海の漁師は「テンマ」や「ダンベ」と呼んでいます)を乗せて海へ持って行き、漁場でその箱型の舟を降ろしてから網の下をくぐるわけです。
箱型の舟には海苔を刈り取るための機械(海苔摘み機)を乗せています。
それを使って刈り取るんです。
海苔摘み機の刃はこんなカンジです。
この刃が回転し、海苔を刈り取るわけです。
漁場に辿り着き、船から海苔摘み機を乗せた箱型の舟を降ろします。
そして網の下をくぐり、海苔を刈り取り収穫します。
刈り取った海苔は箱型の舟の中に溜まっていき、ある程度溜まったら漁船に戻り、ポンプを使って漁船のイケスに移します。
イケスではなく、専用のかごに海苔を入れる生産者もいます。
うちも昔はそうでした。
その日収穫する分の海苔を刈り終えたら、陸へ持ち帰ります。
有明海では、海苔は夜収穫するのが主流です。
海苔は色が黒い方がより高い評価を受けます。
夜収穫した方が、海苔の細胞が引き締まってるため若干色が黒いんです。
でも、上の画像だとわかりずらいだろうから、ネット上で拾ってきた、昼に海苔を収穫する画像もUPします。
横から見た図。
刈り取られた後の網の海苔が短くなっているのがわかりますか?
上で紹介した海苔の収穫のやり方は、有明海でのやり方です。