今年の夏は、海苔漁師の間でもクラゲ獲りがブームです。
去年から有明海のクラゲは急増しましたが、食材や化粧品の原料としてひっきりなしに中国へ輸出されるため、クラゲ漁にも拍車がかかりました。
有明海で繁殖しているのは赤い色をしたビゼンクラゲ(アカクラゲ)で、えさは動物性プランクトン。
大きいものでは重さ約40キロにもなるそうです。
ブームに乗り遅れましたが、そのクラゲ漁に連れて行ってもらいました。
日中は暑いため、出発したのは夕方。
まず網を張り、その網に引っ掛かってクラゲが船まで流れてくるのを待ち、側まで来たらタモですくいます。
これがクラゲをすくうタモ。
奥に写ってるのは、クラゲを入れる桶です。
網を張ってから数分後。
クラゲが流れてきます!
それをタモですくい上げます。
これで中サイズ。
デカいのはもう一回りデカいです。
獲ったクラゲはその場でカサとアシとに解体し、桶に分けて入れます。
カサとアシとでは値段が違うんです。
アシの方が断然高値で買い取ってもらえます。
今回は不漁でしたが、多い時はひっきりなしにクラゲがかかるそうです。
そして、甲板はクラゲが入った桶でいっぱいになるそうです。
昔は嫌われ者だったクラゲも、今では漁師の貴重な収入源です。