時化と凪と海苔の関係

ここ数日、時化続きのため予定通りに仕事ができません。

 

 

しけ【時化】
風雨のために海が荒れること。「―で出港できない」⇔凪(なぎ)。

海が荒れて不漁であること。「―のため入荷が少ない」

興行などで客の入りが悪いこと。また、商売が思わしくないこと。不景気。

 

 

海で作業をする場合、風が強いと風にあおられるだけでなく、海の波も高くなります。
そうすると、海での作業は困難になるか、危険を伴うため中止せざるを得ません。
逆に凪の場合は、すごく作業がしやすいです。

 

 

そして海苔の場合。
時化続きだと、海苔の成長が遅れる反面、病害は入りにくく悪化しにくいです。
凪続きだと、海苔の成長は良くなる反面、病害が入りやすく進行しやすいです。
更に凪続きの場合は、プランクトンが増えて海の栄養がなくなる場合が多く、海が荒れることによってプランクトンが減って海の栄養が回復する場合が多いです。

 

 

画像は凪の日の海苔摘み風景。
作業をする際は凪の方がいいのですが、病害がひどい時や海の栄養がない場合は時化が待ち遠しい時もあります。
海苔養殖は、良くも悪くも自然界のバランスに左右される仕事です。

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