海苔網を冷凍する作業

現在、海苔の種付けから3週間ちょっと。
海苔はもう5㎝くらいまでに成長しました。
初収穫まであと1週間くらい。
でもその前に、冷凍網という作業を行います。

 

海苔養殖は、わかりやすく言えば二期作。
でも、種付けは年に1度だけです。
つまり、種付けは二期作分行うわけです。
最初の一期作目は秋芽網と呼ばれ、そのまま海に残した海苔網で収穫を行いますが、冷凍網と呼ばれる二期作目は、秋芽網の初収穫を行う前に陸揚げし、乾燥してから冷凍保存し海苔を冬眠状態にした網で行います。
ます。
そう、海苔って冷凍しても死なないんです。
適切に解凍すれば、海苔はまた成長します。
秋芽網が収穫を終えた後、冷凍庫から出庫して海に張るので、冷凍網と呼ばれています。

 

今、その冷凍網を作る作業を行っています。
まず、夜明け前に海に出て、海から冷凍するための網を持ち帰ってきます。
(冷凍用以外の網はそのまま漁場に張っています)

 

 

 

 

それから、専用の脱水機で海苔網を脱水し、事前に設置していた網干し場に持っていきます。

 

 

脱水した海苔網をよく広げて干し場にかけていきます。

 

 

乾き具合をチェックし、適度に乾燥したら網を手繰ります。
乾きすぎもよくないし、半乾きもよくないです。

 

 

手繰った網は袋に詰めて冷凍庫へ持って行きます。
網はマイナス25℃に保たれた冷凍庫の中で、出庫されて海に張られる日を待ちます。

 

 

この冷凍網作業はだいたい4日前後行いますが、それが終わればいよいよ初収穫。
種付けからおよそ1ヶ月で収穫できます。
今月15日で種付けから1ヶ月。
あと数日後です。

 

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