前回のブログでは、海で海苔を収穫する様子について書きました。
海で収穫した海苔は船で持ち帰り、トラックで自宅兼工場まで運びます。
下の画像の右側が、海苔を入れるタンクを乗せたトラック。
トラックのタンクの中の海苔を、左側の海苔を溜めて撹拌(かくはん)するタンクへ移します。
撹拌タンクの中の海苔です。
撹拌タンクから、下の画像の機械を通します。
海苔の中に混じった異物を除去し、真水で洗浄し、ミンチにかけて海苔を細かく裁断します。
これがミンチで細かく裁断された海苔。
上の撹拌タンクの中の海苔と比べてみて、ペースト状になっているのがわかりますか?
そう、海苔ってミンチで細かく裁断しないとあの四角いシート状の形状にはならないんです。
それから、全自動の海苔乾燥機であのシート状に形成します。
ちょうど和紙を漉(す)くような感じです。
これが乾燥すると、いわゆる一般的な「海苔」が出来上がります。
ちなみに、これらの機械はほとんどの海苔生産者が持っています。
海苔生産者の仕事は、収穫した海苔を製品化するところまでです。
海苔の乾燥、製品化作業についてはまた次回のブログで。