海苔のたねの付き具合

14日の海苔の種付けから今日で5日目。
この頃になると、海苔のたねもだいぶ網に付着し、分裂を繰り返し成長します。

海苔のたねの付き具合は、毎日網を切ってきて蛍光顕微鏡でチェックします。

ちなみに、蛍光顕微鏡で見た海苔のたね(胞子)はこんなカタチをしています。

オレンジ色に光っているのが海苔のたね(胞子)です。
光を当ててオレンジ色に発光しているだけで、本来の色ではありません。

海苔にとって、網はプランターみたいなものです。
たねが付きすぎても少なすぎてもその後の生産に影響します。
だから、毎日蛍光顕微鏡でチェックし、適度なたねの付き具合と判断したら、網から牡蠣殻が入った袋を取り外し持ち帰ります。

うちも適度なたねの付き具合と判断し、昨日今日と牡蠣殻が入った袋を取り外しました。

ちなみに、袋の中の牡蠣殻はこんな感じです。
もうだいぶ海苔のたね(胞子)が出ました。

これからちょっとずつ成長し、あと1週間もしないうちに肉眼視できるようになります。
海苔の良し悪しは、種付けから3週間くらいの管理で半分以上は決まると言われています。
この期間、海苔漁師は大事に海苔を育てます。

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